活動内容

WTA・ATP ツアーについて

世界のテニスツアーのしくみ

世界ランキングの算出方法と獲得ポイント

ツアー大会で獲得できるポイントは、大会のグレードが高いほど、より多くのポイントを獲得することができます。世界ランキング(シングルス)の算出方法は、過去52週間(約1年)に出場した試合において、獲得ポイントが多い試合の中から、上位18大会※(女子は16大会)のポイントの合計で世界ランキングを決定。すべての選手のランキングはATPとWTAの公式サイトで毎週更新されます。

また男子も女子も世界ランキングとは別に、年間獲得ポイントによるランキングシステムがあり、年度末におこなわれるツアー最終戦に、男子も女子もランキング上位8人が出場できる仕組みになっています。
※「ATPカップ(国別対抗戦)」と「ATPファイナルズ」の出場選手は、特例として、上位20大会まで獲得ポイントの加算が可能。

プロ選手の誰もがトップ100をめざす理由

プロ選手の世界ランキングは、公認大会に出場し、その成績に応じて得られたポイントの合計によって決定します。それぞれの大会はランキングの高い選手から順にエントリーを受け付けるため、当然ランキングの低い選手は出場できない場合や予選から出場しなければならないケースもあります。

たとえば多くのプロ選手がめざすトップ100という目標。これは単なる心理的な目標ではなく、概ね100位前後であれば予選を経ずに4大大会本戦に出場することができ、プロ選手が世界に飛躍するために何としてもクリアしたい重要な壁です。

さらに全ての大会の本選出場ができる50位以内に登りつめることができれば、トップ10プレーヤーたちの背中越しに、遥か遠く、その頂上は見えてきます。

国際ジュニア大会

今現在、国内のトップ選手の多くは頻度の差はあれITFジュニアを回っています。アジアやオセアニア地域といった地理的に近い場所のグレードの低い大会からスタートし、結果が出れば上のレベルの大会に出場していきます。
ITFジュニアで目指す場所、遠征費用の問題、学校の兼ね合いなどで年間試合数は人それぞれですが、ITFジュニアに主軸がある選手は年間30近い大会に出場する選手もいます。

国内で開催されるITFジュニアは12大会。ITFジュニアと言えども、国内で開催される下のグレードの大会は大半が日本人ですが、上の2つは違います。9月下旬から二週連続で開催される世界スーパージュニア(大阪)とジャパンオープンジュニア(三木)には多くの選手が来日します。
ジュニアランキングは、シングルスとダブルスの区別はなく、両方のポイントを加算したものが個人のポイントとなります。シングルスとダブルスは1:1での加算はなくて、シングルスのポイントの比重がかなり大きいです。