11.18(Mon) 10：10-11：10

『様々な事故例から学ぶテニススクールの安全』

リックスコミュニケーションズ　代表取締役　荒井永氏

講演者プロフィール

有限会社リックスコミュニケーションズ 取締役社長
１９９０年　ＪＰＴＡテニススクール共済制度発足に参画し、以後同制度の運営受託。
１９９４年より　安全管理講習会の講師を務め各地で講演。
２００２年より　あいおい生命、あいおい損害保険他保険会社数社の教育・研修事業を開始。以後、保険会社社員・代理店向けセミナーを年間約５０回行う
２００４年８月　プロスポーツティーチングセミナー講演

講演内容

JPTAのテニススクール共済制度を運営し、多数のテニススクール事業者に向けて安全利管理講習会を実施してきたリックスコミュニケーションズより、スクールでの実際の事故例をもとに「様々な事故例から学ぶテニススクールの安全」と題し講義を行います。
■テニススクール共済制度
公益社団法人日本プロテニス協会が運営する補償制度。テニススクールにおける賠償リスクをヘッジするとともに、生徒の傷害事故にも対応するテニススクール専用の補償制度として１９９０年に発足。加入スクールは現在約３３０会場。
■安全管理講習会
テニススクールの安心・安全を補償する制度として『テニススクール共済制度』が発足されました。この制度が目指すものをより強化するために専門的な知見の醸成を目指すのが「安全管理講習会」です。
講師はテニススクール共済制度発足後２５年以上にわたる事故処理の経験に基づき、テニススクール事業者・プロテニスコーチインストラクターの皆様にわかり易く「事故例から学ぶ教訓」「必要最低限の法律知識」「安全管理の具体的手法」などをお伝えします。

11.18(Mon) 11:20-12:20

『パフォーマンス向上をサポートする食とアミノ酸コンディショニングについて』

味の素株式会社　アミノサイエンス事業本部スポーツニュートリション部　片山美和 氏

講演者プロフィール

現職：味の素株式会社　アミノサイエンス事業本部スポーツニュートリション部
1990年：日本獣医畜産大学（現「日本獣医生命科学大学」）獣医学科卒業、獣医師免許取得
1990年～2000年：化学メーカーにて飼料添加物（アミノ酸等）・動物用医薬品の開発・学術担当
2002年英国リバプール大学大学院MBA（Football Industries）の学位取得。
2002年～2004年：イングランドプレミアリーグ（当時）のフルハムフットボールクラブ等に勤務し、スポーツマーケティング等を担当
2006年～　味の素㈱にて広報普及、教育、海外事業等の業務担当

講演内容

アスリートは一般人と比較して、はるかに高いエネルギー摂取量が必要です。タンパク質も同様で、米国スポーツ医学会の公式見解では、競技特性等にもよりますが、推奨量は一般人の1.2～2.0倍となっています。毎日摂取すべき各栄養素をバランスよく、かつ、一回の食事で体内で利用できる量も鑑みて摂取する場合、三食と合わせて、目的に応じて必要な栄養素をタイミングよく摂取する補食はアスリートにとって不可欠です。当社は食事と補食の両面から、アスリートの抱える様々な課題解決に貢献するべく、アミノ酸活用を普及しています。人の体のタンパク質は20種類のアミノ酸から構成されており、各アミノ酸の機能は異なります。またアミノ酸の種類を組み合わせることで新たな機能を有することも明らかになってきており、当社では独自組成の素材を開発し続けています。当日は、当社のアスリート対象のアミノ酸普及活動にてお伝えしている、アミノ酸の特長や機能、摂取の意義と必要性、当社独自素材の、特にテニス実施時における有用性や摂取ノウハウ等をご紹介します。

11.18(Mon) 14:40-16:10

『 USPTAセミナー 』

米国プロテニス協会　Mr.Gary Trost（President）

講演者プロフィール

米国プロテニス協会（以下USPTA）の会長である、Gary Trost氏は、オクラホマ州・ニコルズヒルズにある、オクラホマシティーゴルフ＆カントリークラブのテニス担当ディレクターを務め、USPTAのマスタープロフェッショナルの資格を有している。25年に亘り、USPTA認定プロであり、1997年からは、USPTAミズーリバレーの理事も務め、2006～2010年には、会長にも選任された。また、2011年から、USPTAナショナルボードの理事となり、2006年には、George Bacso National Tester of the Yearに選ばれ、ミズーリバレーのプロ・オブ・ザ・イヤーにも5度選ばれている。
選手としても、1980年、オーストラリア男子学生ツアーUSAに参加し、MVPを受賞。1982、1983年には、中西部シティーカンファレンスで優勝し、1983、1984、1985年にはオクラホマ州オープンでも優勝している。中でも、トロスト氏のテニス歴で最大の功績は、Brooks Altschulerを発掘したことである。Altschulerは、奨学金なしの選手として、ボストンカレッジでプレイし、1994年、ビッグイーストのシングルスの大会で優勝。マイアミ大学以外から優勝した初めての選手であった。

講演内容

・USPTAの歴史、現状の取り組み、今後の取り組みについて。
・質疑応答

11.18(Mon) 16:20-17:50

『幸福学入門〜本人も顧客も幸せになる働き方とは!? 』

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授　前野隆司 氏

講演者プロフィール

1984年東京工業大学卒業、1986年同大学修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授等を経て現在慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼務。博士（工学）。著書に、『感動のメカニズム』（2019年）、『幸福学×経営学』（2018年）、『幸せのメカニズム』（2014年）、『脳はなぜ「心」を作ったのか』（筑摩書房，2004年）など多数。日本機械学会賞(論文)（1999年）、日本ロボット学会論文賞（2003年）、日本バーチャルリアリティー学会論文賞（2007年）などを受賞。専門は、システムデザイン・マネジメント学、幸福学、イノベーション教育など。

講演内容

幸福学（Well-Being）の基礎について述べる。幸福学とは、幸せに関する学問の総称であり、心理学を中心にしながら、幸せなモノづくり、コトづくり、組織づくり、街づくりなどの応用分野も含む。講演では、まず、幸せについての著名な研究について述べる。また、幸せには長続きしない幸せ（地位財を得たことによる幸せ）と長続きする幸せ（非地位財による幸せ）があることを述べる。次に、非地位財による幸せのうち、心的要因についての因子分析を行って求めた「幸せの4つの因子」について述べる。4つの因子とは、やってみよう因子（自己実現と成長の因子）、ありがとう因子（つながりと感謝の因子）、なんとかなる因子（前向きと楽観の因子）、ありのままに因子（独立と自分らしさの因子）である。つまり、夢や目標を持ち、多様な仲間と助け合い、前向きかつ自分らしく生きる人は幸せである。私たちは、それぞれの仕事や活動を通して、全ての人が幸せに生きることのできる世界を構築すべきである。

11.19(Tue) 10:10-11:50

『三人制競技：テニス・トリプルスの可能性』

日本テニス事業協会理事 蒲生清 氏、金子栄継 氏

講演者プロフィール

（公社）日本テニス事業協会：理事およびスクール部会長。テニス事業の管理者の資格であるエグゼクティブ・テニスプロデューサー。福岡県の高校時代にテニスを始め、大学で北海道に渡る。学生時代からテニス事業に携わり、約30年前にテニススクール「ウイング」を立ち上げる。現在北海道内に4校を経営、ニセコでもテニスクラブを運営する。地元では北海道テニス協会：常務理事および普及本部長、札幌テニス協会：副理事長を務める。5年前から地元のFM放送局で「ウイング・ブルドン」という番組を週一回担当、他の業界のアドバイザーや顧問も務める。「テニスの指導者」から「人生の指導者」を目指して、もう少し頑張ります。

講演内容

高齢化が進み、テニスの現場でもダブルスでパートナーに迷惑をかけるという理由で競技を辞めてしまう方が増えています。そこで一早く三人制競技を取り入れ普及活動を行っているバドミントン業界にヒントを頂き、（公社）日本テニス事業協会スクール部会では三年前よりテニス競技での導入を検討して参りました。昨年、試行錯誤の結果ルールを策定し、第一回テニス・トリプルス全国大会を札幌市で開催、今年第二回を無事終了する事が出来ました。初めは高齢者を対象として考えられた競技でしたが、実際にプレーしてみると戦略的に面白く、若年層も楽しめる競技である事が分かりました。またグリーンボールを使用する事で安全性を図り、ラリーが続く事で面白さが増します。テニス競技は個人スポーツというイメージがありますが、1チームに三人以上が登録し、試合の途中でメンバー交代が出来る団体競技としての位置付けも検討しています。一度体験されると、その楽しさや可能性を感じていただけると思います。

11.19(Tue) 13:10-15:00

『大手スクール各社合同オンコートセミナー』

株式会社GODAIスポーツエンターテイメント GODAI港北　テニスリーダー　井田 政司 氏
株式会社レック興発 セブンカルチャークラブ大井町 ヘッドコーチ　サブディレクター　石橋 利教 氏
高木工業株式会社 TOPインドアステージ亀戸　支配人　佐々木 俊己 氏

例年、会員の皆様からは「他のコーチ・スクールはどうしているのか」「どんな運営を行っているのか」といったお声をいただきますが、今年も大手テニススクール様にご協力いただき、3社合同のセミナーを開催いたします。ぜひこのセミナーで技術やノウハウを取り入れて頂き、今後のみなさまの成長・発展にお役立て下さい。限られた時間ではありますが、オンコートレッスンとともに質疑応答を行います。疑問・質問などどしどしお寄せ下さい！

11.19(Tue) 15:10-16:40

『ジュニア・ダブルス攻撃法』

JPTA　ジュニア育成委員会　育成強化ヘッドコーチ　田村伸也プロ

講演者プロフィール

1989年に日本オリンピック委員会の要請で、アメリカ・ホップマンテニスキャンプでコーチ研修を受け、帰国後、世界チャンピオンを一から自分の手で育てたいと、次代のチャンピオンの育成・指導に情熱を注いできた。 レッスン対象はジュニアのみにとどまらず、体育会系学生、主婦層と幅広く、プレーヤーの体力・技術に合わせたきめの細かいレッスンが好評。受講者によれば「習ったことは他人に決して教えたくない」と思ってしまうほど、心理・技術のレベルアップに繋がる何かが見つかるはず。 1997年にはフレンチオープンミックスダブルス優勝の平木理化選手を当時指導していた経歴を持つ。 現在は全国での講習会・クリニック等で多くのテニスプレーヤーの指導・交流に力を注いでいる。